名刺管理アプリ「Eight」がインド進出、6ヶ月で100万ユーザーの獲得めざす

法人向けと個人向けに名刺管理サービスを展開するSansanは11月22日、名刺管理アプリのEightをインド市場でも提供開始すると発表した。

2007年創業のSansanは、個人向け名刺管理アプリのEightと法人向けのクラウド名刺管理サービスSansanを展開するスタートアップ。Eightのユーザー数は150万人を超え、これまでに取り込んだ名刺データは約3億枚以上だ。

42億円の資金調達を実施したことを2017年8月に発表したSansanだが、その際、同社は調達した資金を利用してアジア諸国への展開に注力するとしていた。今回のインド進出がその第一弾となる。

進出先にインドを選んだ理由としてSansanは、「4億人を超える世界最大の潜在労働力を抱えるなど、(インドは)今後の成長性の面でも大きな期待がされている。また、インドにはビジネスのつながりを大切にし、次のビジネスに活かす文化もあり、日本と同様に日常的に名刺交換が行なわれている」と話す。

確かに、“インドとビジネスをするための鉄則55”(島田卓著)にも、「初対面の人たちとの会議では、まずあいさつし、握手をして名刺交換をします。なじみのない国では顔も名前も分からなくなりやすいので、目の前の卓上に名刺を並べて順番に確認していくといいでしょう」と書かれているように、この地では日本と同様の名刺文化が根付いているようだ。

Eightのインドローンチとあわせて、Sansanは現地における“スキャンパートナー”を募集する。これは、ビジネスマンが多く集まる場所にEight専用スキャナーを設置する事業パートナーのことを指す。今後の6ヶ月間で、Sansanはインドで100万ユーザーの獲得を目指すとしている。

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TechCrunch Japan

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