地を這い壁を登り、バットで打ちのめしても襲ってくるロボットたち(TIDWRTWHUFOO)

将来はボディ・パーツごとに切り分けられてショップで売られてしまう定めの人類のみなさん、こんにちは。ロボットに食いちぎられる覚悟はできただろうか。「もう諦めているよ」という人が多いことだろうと思う。毎度毎度のTIDWRTWHUFOO(毎度のご案内だがToday In Dystopian War Robots That Will Harvest Us For Our Organsをわかりやすく短縮しているのだ)の時間、今回も皆さんの諦めが正しいことを示すロボットを紹介しよう。小さな空飛ぶロボットと、大きな木登りロボットと、そしてちょっと大きめの空飛ぶロボットだ。

まずはDelFly Explorerを見てもらおう。この本当に小さな飛行ロボットは重さもわずか4グラムしかない。ちょうど用紙4枚分程度の重さだ。それでいながらオンボードコンピューターを利用して、障害物にぶつからないように判断しながら部屋の中を飛ぶことができる。処理はすべてこの小さな飛行ロボットに搭載されたコンピューターで行われる。飛行は羽をばたばたさせることにより行う。但し「かわいいやつだ」などとは思わない方がいい。人類を殲滅するための武器のひとつであることは間違いないからだ。詳細についてはこちらに記されている。


いつか襲ってくるはずのDelFlyから逃げるにはどうすればよかろうか。木に登れば逃げ切れるだろうか。甘い。動きこそ速くないものの、Boston Dynamicsによる6足ロボットのRiSEは壁などを登っていくことができる。また木々の間をジャンプすることのできるロボットもいる。少々古いタイプではあるが、われわれが森に逃げたときの対策として、Googleはこうしたロボットを持ち駒として用意しているのだ。

最後に紹介するのは、投げられても自らの姿勢を制御して飛行を開始することのできるロボットだ。PSITacticalのInstantEyeはどんな状況でも空に飛び立ち、空中から有利なバトルポジションを探し出す。たまたま持ち歩いていた野球バットで打ちのめしても、きっと自動姿勢制御機能で体勢を整えて何度も何度も襲ってくるのだろう。

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(翻訳:Maeda, H