地元の掲示版のジモティーが東証マザーズ市場に2020年2月7日に上場予定

各地域に特化した掲示版を運営するジモティが東証マザーズ市場に上場予定であることが明らかになった。JPX(日本取引所)グループのウェブサイトで詳細を確認できる。上場予定日は2020年2月7日。

同社の掲示版はクラシファイドサイトと呼ばれるサービスで、地域や目的によって分類された募集広告を一覧形式で掲載する広告媒体。一般的に掲載料が無料で、個人・法人を問わずユーザーとして利用でき、誰でも手軽に広告掲載ができる点が特徴だ。具体的には、物品の個人間売買、助け合い、仲間募集、正社員募集、宣伝、イベント告知などに使われている。ジモティ自体はユーザー間の取引に直接関与しないが、費用の一部が補償される保険機能も利用できる。

一方で同社はこれらの掲示版内にアドネットワーク広告枠を用意し、広告がクリックされた回数や表示された回数などに応じて、収益を得るビジネスモデルを構築。また、ジモティの有償プランを利用することで投稿が優先席に上位に表示されたり、ハイライト表示されるといった機能を使うことも可能だ。

最近の業績は、2017年12月を期末とする第7期(2017年度)決算は、売上高が6億6029万8000円、経常損失が3億8073万円、当期純損失が4億1228万9000円。第8期(2018年度)は、売上高9億8364万3000円、経常利益が706万1000円、当期純利益が1894万5000円となっている。

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TechCrunch Japan

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