地理はクールだ。子どもたちが何と言おうとも。もっとクールなものがあるとすれば、それは拡張現実だけだ。それでは、この二つのクールなものを一つにまとめたものがあるとしたら、どうなるか? その名前はOrbootといって、なんだかとても楽しそうだ。ただし、クラスにiPadかAndroidタブレットがないとだめだけどね。
Orbootは、直径10インチの地球儀と、それ用のアプリ(iOSまたはAndroid)で、世界のいろんなことが分かり、またARでいろんなことができる。アプリ付きの地球儀をすでに持ってる人もいるかもしれないけど、でもあれは退屈だ、すごく。古典的な地球儀よりはOrbootのように本物の地球がいいし、表示をスワイプするだけよりは、実際に何かができた方が楽しい。
地球儀の上のさまざまなシンボルが、お話や動物や地図の中に現れると、子どもたちはそれとさまざまな対話ができる。たとえば象にいろんなものを与えてみて、象が好きなものを見つける。エヴェレストに登るための、いろんな登山道を調べる。ケニヤや中国の人のお話を聴く、ほかにも、いろいろできる。ぼくの甥っこなんか夢中になってたし、5年生ぐらいのクラスなら、順に親の出身国について知るのもよいだろう。
これを作ってる会社はPlay Shifuという名前で、スタンフォード大学とインド工科大学の卒業生が創ったスタートアップだ。AR製品はほかにもいろいろあるけど、いろんなことができる点では、Orbootがいちばんだろう。
Play ShifuはOrbootを始めるための資金をKickstarterで募集したが、目標額の15000ドルを4日で突破した。締め切りを延ばしているが、今なら、8つのレッスンがついて35ドルだ*。高くはないよね。もっといいのは、65ドルで二つ買って、ひとつを子どもの学校に寄付することかもしれない。〔*: 「動物」、「遺跡」、「食べ物」の三レッスンだけなら29ドル…各レッスンの目録と解説はKickstarterのページ上にある。〕