多様なログデータファイルの一元化を目指すScalyrがステルスを脱し$2.1Mのシード資金を獲得

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ログモニタリングサービスScalyrが今日(米国時間4/22)、Susa Venturesのリードにより210万ドルのシード資金を獲得したことを発表した。このラウンドには、Bloomberg BetaやGoogle Ventures、およびSherpalo Venturesが参加した。

ログの監視、という地味なプロダクトにしては、そうそうたる投資家の顔ぶれだが、しかしファウンダのSteve Newmanが前に創ったWritelyはその後Googleが買収し、Google Docsのベースになった。

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その後NewmanもしばらくGoogleにいたのだが、そのときにScalyrの元となるアイデアを発想した。Googleのような大企業はそのいろんなサービスを動かすためにさまざまなツールを使っており、またそれらのツールが、パフォーマンスを追跡し問題を診断するためにそれぞれ独自のツール集合を利用している。“サーバのログとほかのデータを対照して調べるときには、あっちのツールへ行ったりこっちのツールへ行ったりを繰り返し、それらの異なるデータ間の相関関係を判断しなければならない。それは、ものすごく難しい作業になる”、とNewmanは言う。

そこでScalyrは、サーバのログとそのほかの測定データやエラーログ、パフォーマンスデータなどを一元化して、今何をやるべきかが分かるツールを志向した。SplunkLogglyなども類似のログ管理サービスを提供しているが、Newmanによるとそれらのツールは、起きている個々の事象は分かっても問題の全体像がつかめない。また彼によると、New Relicはパフォーマンスに注目するが、Scalyrはあくまでもエラーを見ていくから、両者は競合製品ではない。

ログファイルは短時間で非常に巨大なファイルになり、その分析にはかなりのコンピューティングパワーを必要とする。そこで同社が作ったデータ管理エンジンは、より効率的なログファイルの分析を提供する。

Scalyrもサービス開始から今年で3年になるが、最初の2年間はステルスを貫き、初期の顧客たちにサービスを提供しながらプロダクトの改良に努めた。今回シード資金を得たことによって、脱ステルスに踏み切り、多くの一般ユーザに対応していくことにした。

Newmanによると、プロダクトの基本機能には満足しているが、これからは、デベロッパが多様なソースからデータを取り出せるためのコネクタの多様化を図っていきたい、という。現状のScalyrが提供しているエージェントは、デベロッパ自身のマシンと、Heroku、Amazon RDS、CloudWatchなどのサービスに対応している。また、ユーザに対するガイダンスやヘルプももっと充実させて、Scalyrのさまざまなクェリの活用知識を増していきたい、と。

Scalyrのチームは今4人だが、今度の資金で数名の増員を考えている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

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TechCrunch Japan

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