大統領になる前のオバマは世界で誰よりも先にiPhoneファンだった

2007年のAppleは、秘密のかたまりだった。Appleの社員章を持ってない人には、次の新製品すら分からなかった。

イリノイ州出身の上院議員でのちに合衆国の大統領になる幸運の持ち主でもなければ、世界の誰よりも先にiPhoneをいじってみることはできなかっただろう。

2008年の大統領選でBarack Obamaの主席選挙参謀だったDavid Axelrodが、当時の回顧録を書いている。その中に、ObamaとSteve Jobsとの会談に簡単に触れた箇所があり、そこを9to5Macが引用している:

2007年にObamaは、AppleのSteve Jobsとのプライベートな会談の席で、iPhoneを簡単に紹介された。“法に触れなければ、Appleの株を山のように買いたいね。すごい大物になるぞ、あれは”、会談のあとObamaはそう言った。

もちろんiPhoneは、その後多くを変えた。2007年のiPhoneは2Gのみで、サードパーティ製のネイティブアプリはまだ一つもなかった。でも、その後のさまざまなiPhoneの基盤はすでにそこにあった。そして、Barack Obamaはそれが気に入った。でも、政府のセキュリティの規則により、選挙以降彼は、私物のiPhoneを使うことができなかった

なお、Barack Obamaが冗談半分でAppleへの投資を口にしたとき、Appleの株価(株式分割後の価格に調整)は約14ドルだった。今日では、その8倍を超えている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


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TechCrunch Japan

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