子供たちのアート作品などを保存するKeepy。サービス拡張を狙って110万ドルの資金を調達

Keepyは、子供のアート作品や通知表などをデジタル化してスクラップしておくためのサービスだ。各データには、いろいろとインタラクティブな要素を付け加えて保存しておくこともできる。このKeepyが、システムの拡充などを目的としてシリコンバレー、ニューヨークk、およびイスラエルの投資家たちから110万ドルの資金を調達した。投資したのはBen Ling、Eyal Goldwerger、Eyal Gura、Magma VenturesのModi Rosen、Petra VenturesのNadav Peres、Winklevoss Capital、Yair Goldfinger、およびYaron Galaiとなっている。

Keepyは、子を持つすべての両親がいずれ直面する問題に対して解決策を提供しようとする。すなわち、子供が幼い頃に生み出すアート作品をどうやってすべて保存しておくのか、そしてまた、そうして保存した作品をどのような方法で祖父母や親戚たちと共有しようかという問題だ。Keepyはそうした「作品」をアップロードする場を提供し、またコメントなども登録できるようにした。Keepyでは、それぞれの登録アイテムを「Memory Playlist」と呼んでいる。

サービスがスタートしたのは1ヵ月と少々前のことだ。しかし提供開始以来、既に5万人以上の会員が利用登録を行っている。登録した人は写真やビデオなどを登録してシェアするだけでなく、寄せられる反応などをきっかけにコミュニケーションも行っている。

「寄せられる反応」というのは、登録されたアイテムに対する、声ないしビデオによるコメントなどのことだ。両親は、子供が自らの「作品」の説明をしている様子を撮影して登録できるし、また閲覧した親族などもそれぞれいろいろなコンテンツを使ってレスポンスを送ることができるようになっているのだ。

また、KeepyにはFacebookと対応し得る要素もある。すなわち全ての登録データがプライベートなものとして扱われるのだ。自分では何の意思表示もできないうちに、両親が一般公開してしまったいろいろなもののおかげで、将来において馬鹿にされるだとかいうこともあり得ないわけだ。

創立者はOffir Gutelzonだ。以前設立したPicScoutは2011年にGetty Imagesに売却している。Keepyを通じて、世界中の子供たちの思い出を管理する役目を担おうと考えている。他にもこうしたサービスが存在する中、集めた資金を使ってどのような展開を見せるのか、今後を楽しみにしてみたい。

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(翻訳:Maeda, H


投稿者:

TechCrunch Japan

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