定額住み放題の「ADDress」が11拠点を発表、渋谷や品川に4万円で住める

定額住み放題、いわゆる「コリビング(co-living)サービスを展開するアドレスは2月18日、第1弾となる国内11拠点を発表した。また、最初の法人会員として、ガイアックス、CAMPFIRE、認定NPO法人フローレンス、ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス(トライアル利用)、リクルート住まいカンパニーの6法人が発表された。

同社が提供する「ADDress」は、登録拠点ならどこでも住み放題になるサブスクリプション型の多拠点居住のシェアサービス。各拠点ともユーザーごとに個室を利用でき、リビングやキッチンを共用するシェアハウスのような利用が可能だ。

空き家や別荘をリノベーションすることでコストを抑え、月額4万円からの低価格を実現しているのが特徴。会員同士や地域住民との交流の機会も提供する予定とのこと。第1弾として4月から住める地域は以下のとおり。

  • 千葉県南房総市
  • 神奈川県鎌倉市
  • 千葉県一宮市
  • 静岡県賀茂郡南伊豆町
  • 群馬県吾妻郡
  • 福井県三方郡美浜町
  • 徳島県美馬市
  • 徳島県三好市
  • 鳥取県鳥取市
  • 東京都渋谷区
  • 東京都品川区

現時点で時期は明らかになっていないが、5月以降には栃木県日光市、宮崎県日南市の物件も加わる。

料金は、個人会員は月額5万円もしくは年額48万円(月あたり4万円)、法人会員は月額8万円。同時に複数の拠点利用は不可、1個室の連続予約は1週間まで、一度に予約できる上限日数は計14日間という制限がある。そのほか、一部の物件は光熱費が別途かかる。

同日、モビリティパートナーとしてANA(全日本空輸)、空き家などの物件情報提供などで大津市、ベッド提供でコアラマットレス(Koala Sleep Japan)など、各種提携先も明らかになった。さらに、クラウドファンディングサイト「Makuake」にて優先会員の募集も開始。月額のお試し会員やワンデー会員も先行募集する。目標金額は2000万円で、募集期間は3月19日までとなっている。

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TechCrunch Japan

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