Googleは、全ての広告主が購入できる新しいGmail用の広告フォーマット を今日から展開する。数年前、GoogleはGmail用の新しいネイティブ広告をローンチした。これは受信箱の一番上に設置され、通常のメールのような形で表示される。広告の表示方法としては、あまり邪魔にならない形だと言える。(もちろん不快に感じた人もいる。)
今日から全ての広告主は、Gmail広告を簡単に購入することができるようになった。
広告主は、新しいGmail広告をAdWordsから購入することができる。Gmailのユーザーにとって、この広告はこれまでのGmail広告とは少し違う仕組みで、モバイル版のGmailにもウェブ版のどちらにも表示される。
ネイティブ広告はデフォルトでは閉じている状態だが、ユーザーがクリックすると、ページが展開する。Googleによるとこの広告のコンセプトは「ランディングページのような、豊富な情報と画像を再提供すること」だそうだ。Googleは広告主に、ユーザーが広告を展開した回数に応じて課金するという。(その後の広告のクリックは無料。)
興味深いのは、これらの広告を転送することが可能な点だ。全ての広告の下には「転送」と「受信箱に保存」のオプションがある。「受信箱に保存」をクリックすると、広告メールは受信箱に移動し、普通のメールのように扱うことができる。
受信箱にこの広告を見つけた。(私がネットワークサービスプロバイダーから帯域幅を毎月大量に買っているのが知られていて、私をターゲットとしているのは明らかだ。)
Googleは、Gmailで多様な種類の広告フォーマットを検証し「受信箱の体験に違和感なく合う」高品質の広告を少量、表示することにしたという。
広告主は、通常のAdWordsのターゲットオプションを利用できる。広告自体はいくつかのテンプレートから選び、自社のネイティブGmail広告を作成することができる。この広告には、一つの画像、動画、入力フォーム、電話番号とコールトゥアクション(CTA)ボタンを設置することができる。
Googleは、ユーザーに引き続きどのような広告を表示するかの設定機能を提供する。(興味関心に基づく広告からいつでもオプトアウトすることも可能だ。)また、Google Apps for Workに登録している人の受信箱には広告を表示しないそうだ。
Gmailで広告をクリックした覚えはないが、受信箱から外に誘導されないのなら、広告をたまにはクリックしてみようかと思う。(ターゲッティングが上手く機能しているだろうから。)
原文更新:私はこの広告をこれまでクリックしたことがなかったが、GoogleによるとGmail用の広告フォーマットは2013年からベータ版を検証していたそうだ。これに基づき記事を更新している。
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