ユニオンテックは6月3日、同社が運営する「SUSTINA」を導入する企業が1万社を突破したことを発表した。SUSTINAは、建設職人と建設現場をマッチングするサービス。
同社は2000年設立の建設会社だが、2016年4月にSUSTINAの前身となる「TEAM SUSTINA」のサービスを開始後、ネット事業に力を入れてきた。2019年2年には、会社設立20年目にして米国のベンチャーキャピタルから約10億円を資金調達するなど、スタートアップ的な動きを加速させている。
今回、1万の大台に乗ったのは建築現場などを監督する建設会社の社数だが、登録している職人はすでに11万人近くとなっている。
SUSTINAは、建設職人が希望する地域や職種など検索条件にすることで、スマホやPCで建設現場を探せるのが特徴だ。同様に建設会社も、職種や地域を選んで協力会社(建設職人)を選ぶことができる。
建設職人は、知人からの紹介で仕事が決まるケースが多く、これまでは新しい仕事を受注する機会が限られていた。一方で、建設職人は職種が細分化されており、建設現場では工事に必要な職人を集めるためにコストと時間がかかっていた。SUSTINAは、これらの問題を解決するサービスの1つだ。
登録している企業は、関東が56%と最も多く、次いで近畿の20%、中部の10%。
登録している職人の職種は、1位が内装、2位がクロス、3位が塗装となっている。
そのほかの詳しいデータは、ユニオンテックのウェブサイトで公開されている。