必要な時にペットシッターを呼べる「ぱうわん」アプリ、GPSとチャットでペットの様子を把握

ぱうれんつは3月25日、30分1000円からシッターにペットの世話を依頼できるアプリ「ぱうわん」の提供を開始した。ローンチ時のサービスエリアは東京の港区、目黒区、渋谷区の3区となる。現在はiOSデバイスのみの対応で、App Store経由でダウンロードできる。

散歩や一時預かり、トリミングなどを「必要な時に」「必要なぶんだけ」、シッターやトリマーに最低30分から依頼できるのが特徴。ユーザーからの依頼は、サービス開始希望時間の1時間前まで受け付けている。シッターは、動物取扱業に基づく要件を満たす有資格保有者のみ。アプリのGPS機能でペットとシッターが今どこにいるか確認できるほか、シッターとのチャットでペットの食事や水飲み、排泄の回数なども把握できるという。

料金は、レギュラーシッター(資格要件を満たすが資格証明の提出が未完了)は15分ごとに500円、プロフェッショナルシッター(資格要件を満たし資格証明も完了)は15分ごとに2000円の時間課金。実際には最低30分以上の利用が必須なので、レギュラーシッターの場合は30分1000円、プロシッターの場合は30分4000円となる。

ペットの受け渡しは港区、目黒区、渋谷区に限られるが、自宅、勤務先、外出先などを選べる。事故など備え、東京海上日動火災保険の賠償責任保険も適用。支払はクレジットカードのみで、売上の一部は動物愛護団体へ寄付される。

同社によると、今夏からは都内を対象エリアとして獣医往診サービスも提供予定とのこと。ペットの急な体調の変化の時に動物病院に駆け込む必要はなく、自宅で治療を受けられる。

一般的なペットシッターサービスに比べると少し割高となるが、依頼できるシッターの数が増えれば、いつでも呼べる利便性が生きてくるだろう。

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TechCrunch Japan

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