採用管理システム「HERP ATS」が「SmartHR」に続き「カオナビ」とAPI連携開始

採用担当だけでなく、現場社員も含めた全社で採用活動に取り組みたい企業を支援する、クラウド型の採用管理システム「HERP ATS」。複数の求人媒体と情報を自動連携して、一括管理でき、進捗確認や社員からの紹介など、フィードバックや情報集約が簡単にできる機能を備えた、全社型採用のためのプラットフォームだ。

HERP ATSを運営するHERPは6月13日、クラウド人事管理システム「カオナビ」とのAPI連携機能をリリースした。API連携により、採用担当者がHERP ATSからカオナビへ、ワンクリックで入社予定の従業員情報を同期することが可能となる。人事担当者は内定直後から、入社予定者の人材情報管理や評価運用の準備を始めることができるようになる。

カオナビは、社員の顔写真が並ぶ管理画面が特徴の人材情報管理システムだ。社員の顔・名前・経験や評価・スキル・才能などの情報をクラウド上で一元管理し、人材配置などの人事業務をサポートする。

HERPはTechCrunch Tokyo 2018スタートアップバトルでファイナリストとして出場したHRテックスタートアップだ。同社では人材採用業界版のOpen APIとして「Open Recruiting API構想」を掲げており、これまでにも各種HRサービスとの連携を発表してきた。

2018年7月に第1弾として「Find Job!」「SCOUTER」とのAPI連携を発表したのを皮切りに、今年1月には「bosyu」「Findy」「YOUTRUST」との連携、2月には「doda Assist」との連携を発表。4月にはクラウド人事労務ソフト「SmartHR」とのAPI連携機能を提供開始している。

一方のカオナビも2018年8月に「人材データプラットフォーム構想」を掲げ、HRテック関連企業・サービスとの連携・協業を図っている。昨日6月12日には「カオナビ コネクテッドパートナープログラム」を発表。HERPともコラボレーションパートナーとして連携を進めていく考えだ。

HERPでは今回の連携に引き続き、採用・労務・人材マネジメントなど人事領域を包括的につなぐハブとなることを目指し、さまざまな企業・サービスとの連携・協業を積極的に拡大していくとしている。

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TechCrunch Japan

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