ポケモンGOで、近くにいるポケモンを探すための新ツールがテストされているというニュースをご記憶だろうか(以前のものが挙動不審となったのを解決するために、新しいツールを開発しているのだ)。なかなか良さそうなツールなのだが、テスト公開はサンフランシスコ限定で行われていたのだった。このツールについて、良いニュースと悪いニュースが届いた。
良いニュースとは、ついにサンフランシスコの外でも新ツールを試すことができるようになったのだ。
しかし悪いニュースもある。サンフランシスコ以外に利用可能地域が広がったものの、いまだにどこででも利用できるようにはなっていないのだ。
小規模にテスト範囲を広げているのだと、Facebookuページに記されていた。
追跡機能が利用可能となる地域:
- サンフランシスコのベイエリアでこれまで対象外だった地域(オークランドでも利用できるようになっているようだ)。
- アリゾナ州の一部(どの部分であるかの詳細情報は記されていなかった。まずは大都市圏からなのだろう)。
- ワシントン州シアトルエリア
サンフランシスコでテストを開始したのが3ヵ月も前だったことを考えると、テスト地域の拡大ペースがずいぶん遅く感じる人もいることだろう。しかし進歩には違いあるまい。ここからの急拡大を願いたいところではある。
追跡システムが結果的に改悪されたことで、利用者は近くのポケモンを探して歩くことができなくなり、うろうろと歩きまわるばかりになってしまっていた。この点については非常に多くの不満の声が寄せられている。当初はそれなりのトラッキングシステムが搭載されていたのだが、サーバーに不具合を生じさせることもあって、追跡機能はポケモンを探す用途には役に立たないものとなってしまったのだった。
一時はサードパーティー製のトラッキングシステムが登場したこともある。NianticのAPIを非公式な形で利用して実装するものが多かった。それに対しNianticはAPIを閉鎖し、結局はトラッキングシステムを提供していたサービスは次々に閉鎖していくこととなった。
現在テストされているポケモントラッカーは、以前実装されていたものとは異なるものだ。かつては、ポケモンとの距離を足あとの数で示し、それが減ればプレイヤーが正しい方向に進んでいることを示すという仕組みだった。新しいシステムでは、ポケモンがいるポケストップを教えてくれる仕組みになっている。もちろん、ポケストップ以外の場所にポケモンがいることもあるわけで、その場合は……これまで通りあてもなく歩きまわる方法で見つけるしかない。
最近おこなわれたハロウィンイベント中に、新しい「デイリーボーナス」なるものもアナウンスされた。この1週間程度の動きをみる限り、Nianticはゲームの機能追加に本腰を入れ始めたといえるのかもしれない。
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(翻訳:Maeda, H)