新興国に電力を届けるソーラー発電スタートアップのBrightが400万ドルを調達

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Brightは、ソーラーパネルの導入と普及を行うスタートアップで、ソーラー発電のソフトウェアの開発と電力の資産化チームを構築するためにシードラウンドで400万ドルを調達した。

このスタートアップは、Y Combinator の前のバッチからローンチし、昨年メキシコで活動を始めた。メキシコの電力は高額で複雑な問題だ。夏場になると、電気代に最大4000メキシコペソ(およそ250アメリカドル)かかる場合もあると、Mexican Federal Electric Commissionのデータは示す。

メキシコ政府は、最貧困層の市民に向けた電気代を援助する施策を提供しているが、誰もが受けられるものではない。そこにBrightのファウンダーの Jonah Greenberger は可能性を見出した。28歳のファウンダーは、以前Chevronの役員を務めていた。彼はこの仕事を政府がDMV(カリフォルニア州政府自動車局)に電力を管理するための支援を行ったことに例えた。

「太陽光が前進する道です。特にこれは、どこか中心となる施設がコントロールしたり送電する必要のない(砂漠の広大な土地に置かずとも、屋根の上に乗せるだけでよい)ソリューションです。つまり、政府が完全にコントロールしない独立したソリューションです」とGreenbergerは説明した。

どの国の設置業者でも、先行コストなしで屋根に高品質のソーラーパネルの導入を行うことができるようにし、それを何回も、何万回、何百万回と行うことが目標です。

— Jonah Greenberger, Bright

ソーラーパネルは無料で導入することができ、ユーザーにはサブスクリプションのサービスを提供する。アメリカのケーブルテレビと同じようなモデルだ。

メキシコの競合他社であるEvoltaとも似ている。両社とも、導入のコストを賄うためにプライベート投資家が付いている。プログラムに参加したユーザーは、さんさんと降り注ぐメキシコの太陽光から得られるエネルギーから、時間をかけて企業にかかった費用を返金していく。Brightは建設コストを抑えるため、既成品のパネルをメキシコに多くいる契約ワーカーを採用して導入を行っている。

Brightは、その国の政府の電力プログラムより良いサービスを提供できると考える他の国にも同じモデルを持ち込む予定でいるが、今のところメキシコでのサービス提供に注力する予定だ。

「どの国の設置業者でも、先行コストなしで屋根に高品質のソーラーパネルの導入を行うことができるようにし、それを何回も、何万回、何百万回と行うことが目標です」とGreenbergerは言う。

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今回の資金調達には複数の企業とエンジェル投資家が参加した。First Round Capital、Felicis Ventures、Max Levchin、Patrick Collisonと他にYCのパートナーが何人か参加していた。

「電力を資産化するテクノロジーには大きな可能性があると考えています。また、それが導入を加速するものだとも思います」とYCのプレジデントであるSam Altmanは言う。「そこに大きなチャンスがあると考えていましたが、Brightが登場するまで最適なチームとビジネスモデルが見つかりませんでした」。

Greenbergerは今回の調達資金で人材採用を行い、チームを拡大する計画だと言う。「それは、私たちの人生の中で、最も大きくて重要な課題に取り組むためです。クリーンエネルギーを世界の70億人に届けるという課題に取り組みます」とTechCrunchに話した。

Brightは、更に電力とソーラーパネルのソフトウェアを改良し、スタートアップのパートナーが、販売、承認、導入、導入の確認などを行うことができるようにする予定だと話した。

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website/ twitter

投稿者:

TechCrunch Japan

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