施工管理アプリ「&ANDPAD」提供のオクトが地銀系ファンドから資金調達

オクトは8月29日、地方銀行系ファンド4社および既存株主を引受先とする第三者割当増資により、シリーズBラウンドの資金調達を発表した。今回の調達額は非公開だが、累計資金調達額は総額約24億円となる。既存株主は、グロービス・キャピタル・パートナーズ、DNX Ventures、SALESFORCE VENTURES、BEENEXT2の3社。

同社は、クラウド型建設プロジェクト管理サービス「&ANDPAD」(アンドパッド)を開発・販売している2014年4月設立のスタートアップ。今回の資金調達によって、各銀行との連携を強化し、各銀行の営業地域でのサービスの展開や拡張を進める。

&ANDPADを使うことで、新築・リフォーム、商業建築などの建設現場で、建設職人がスマートフォンアプリで建設現場の写真や資料などの各種情報を取得・参照できる。顧客や見積もりなどこれまで別々に管理されていることが多かった各種データとクラウドで一元管理できるのも特徴だ。チャット機能もあるので、煩雑になりがちな電話やFAXなどの連絡を低減できる。ガントチャートを使った工程管理も可能だ。2019年8月現在で1600社を超える企業が導入している。

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TechCrunch Japan

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