Androidファンはがっかりかもしれない。任天堂の新しいゲーム機がAndroidベースだというのは誤報であるらしいのだ。任天堂スポークスマンの話としてWSJ.Dが報じている。任天堂がNXと呼ばれるAndroidベースのゲーム機を開発していると報じたのは日本経済新聞社だ。
日経のレポートでは、Androidを採用することで「あらゆるソフト開発者の参入を促すことができ、スマホやタブレットなどさまざまなデバイスに展開が可能になる」としている。これは任天堂の「歴史的大転換」ともいえるものであるとして、任天堂が最近になって(ようやく)モバイルプラットフォームに真剣に対応し始めた証であると述べていた。Androidはここ数年でゲーム環境としても大いに充実してきてもいる。日経新聞の主張では、この流れにのるのは任天堂にとっても適切な判断であるということことだった。ただ、今回の「任天堂スポークスマン」の話を紹介したWSJ.Dの記事により、話は根幹から覆ったこととなる。
「NXというゲーム機にAndroidを搭載しようとしているというような話はありません」と記事には記されている。
「NX」というものについてはまだ情報もほとんどない。しかし間もなく開催されるゲーム業界最大のトレードショーであるElectronic Entertainment Expo(E3)で何かしら明らかになるのだろう。任天堂はこれまでにもE3にて最新のゲームハードウェアを発表してきた歴史をもつ。ちょうどWii Uの新鮮味も薄れてきたところだ。NXについての詳細が明らかになるという段階ではあるまいが、何かしらの情報リリースは期待して良いものと思われる。
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(翻訳:Maeda, H)