マイクロソフトは特定のSurface製品を金利なしの24回分割払いで購入できる「Surface All Access」を発表しました。たとえばSurface Goは月額24.99ドルとされています。
このプランにはSurface本体およびアクセサリのほか、Office 365のサブスクリプションやMicrosoft Store店舗でのトレーニングとサポートも含まれているとのこと。
一部モデルを除いて高価な傾向のあるSurface製品ですが、公式リリースでは月々の「低価格」かつ「(ハードとソフトが揃っているため)すぐに作業を開始できること」が強調されています。
「Surface ALL Access」は、「Xbox ALL Access」のSurface版というべき位置づけ。あちらはXbox One本体とゲーム遊び放題サービス(Xbox Game PassとXbox Live)をセットにして、月22ドル〜35ドルで初期費用無しで利用できる購入プランです。
これらは月額料金を支払うサブスクリプションサービスというよりは、本体代金を分割で毎月のサービス料金に載せるスマホの割賦販売プランに近いもの。2年間の24回払が終わったあとは、Surface製品が手元に残る買い取り式です。
月々の支払いは、Surface Go(Type Coverセット)が24.99ドルから、Surface Book 2が54.96ドルから、Surface Proが47.87ドルから、Surface Laptopが46.63ドルから、Surface Studioが150.79ドルから。
Surface Goでは、2年での支払い総額625ドル。定価ベースで見れば本体価格が399ドル+Type Cover99ドルよりも少し割高です。とはいえ、実務でSurfaceデバイスを運用するためにはOffice 365が必須となる上に、店舗でのトレーニングやサポートも込みにすれば、十分リーズナブルな価格設定と言えそうです。
Surface製品の月額料金プランとしては、まさに「Surface Plus」(米国限定)という先例がありました。こちらも金利なしの24回分割払いでしたが、大きな違いは18ヶ月後に元のデバイスを返却して、新しいデバイスにアップグレードできたことです。
2017年8月に始まったSurface Plusは、今年8月末に新規受付を終了しています。今回のSurface ALL Accessに刷新する準備を進めていたのかもしれません。
今のところプランの詳細は不明で、実施する地域も発表されていません。初期投資を抑えてSurface製品を手軽に使いやすくする割賦販売プランには、大いに期待したいところです。
が、国内版はSurface Goに続いてSurface Pro 6も、サブスクリプション版ではない「Office Home & Business 2016」バンドルが確定している日本向けには望み薄かもしれません。
Engadget 日本版からの転載。