東南アジアでビジネスSNSを展開するfreecracyが4000万円を調達

ベトナムで企業と人のマッチングを軸としたビジネスSNS「freeC」を展開するfreecracyは5月9日、Assertive InvestmentとVOYAGE VENTURESより4000万円の資金調達を実施したことを明らかにした。

同社は2018年8月に代表取締役社長の国本和基氏らが創業したスタートアップ。東南アジアでのサービス展開を目指し、まずは同年10月よりベトナムでfreeCをローンチしている。

その際にも紹介した通り、freeCは就職やクラウドソーシング情報のマッチングを軸としたビジネスSNSだ。

従来は複数のサービスに散らばっていたキャリアやクラウドソーシング、ニュース、イベントといったビジネス関連の情報を一箇所に集約。各ユーザーの関心に合ったトピックがリアルタイムに配信されるほか、自分の元に届いた求人情報については、サービス上でそのままシームレスに応募できる。

旧来型の転職サイトと転職エージェントが主流となっているベトナムで新しいタイプの人材サービスを提供するのが狙い。企業は無料で求人を掲載でき、ユーザーから応募があったタイミングで課金される。マッチング後はfreeCのチャット機能を通じてテキストベースでのやりとりや面接の調整が可能だ。

freeC上で採用プロセスを進めることで求職者のデータを蓄積したり、タレントプールを構築したりといった効果も見込める。詳しい企業情報や社内の雰囲気が伝わるコンテンツを発信できる仕組みを通じて、双方のミスマッチを防ぐことも目指しているという。

2019年4月末時点では日系企業50社を含むベトナム内の企業300社が同プラットフォームを活用していて、ユーザー数は約2万人。まずはベトナムにフォーカスして同国内でのシェア拡大に向けて機能拡張などに取り組むほか、日越間サービスの展開、タイやインドネシアなどへの進出に向けた準備も進めていく計画だ。

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TechCrunch Japan

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