株取引アプリのRobinhoodが英国サービス立ち上げを無期延期

米国の株式取引アプリRobinhood(ロビンフッド)は英国でのサービス立ち上げを「無期限」に延期する。同社は1年半以上前に海を渡って事業を展開する計画に着手していた(未訳記事)。しかし現在、同社はホームマーケットの事業に再び注力する。

2019年11月、英国でのウェイトリスト受付を開始し(未訳記事)、25万人の登録があった。それも今や無駄に終わり、同社は英国のウェブサイトを閉じ、英国のプライバシー規則に従って登録のあった顧客の電子メールアドレスの削除を約束している。

進出撤回について、Robinhoodの広報担当はTechCrunchに対して、以下のコメントを出した。

ここ数カ月で多くのことが世界中で変化した。そして当社は英国でのサービス展開を無期限に延期するという難しい決断を下した。企業として、当社は米国での主力事業を強化することに注力している。英国の多くの人がRobinhoodを通じての投資を楽しみにしていたことは承知しており、2020年に英国の顧客にプロダクトを提供できないことを申し訳なく思う。我々のグローバル展開計画は今は一時停止となるが、世界中のより多くの人のために金融を民主改革することを約束する。このミッションを英国にもたらせる日を楽しみにしている。

筆者が理解しているところでは、Robinhoodは多くの英国スタッフを基幹の米国チームプロジェクトに移し、そうでないスタッフに関しては可能な範囲で新しい仕事探しをサポートする計画だ。主要スタッフは当面、英国のRobinhoodに残留する。

一方、Robinhoodの撤退は、英国の競合他社である FreetradeBuxeToroRevolutにとってはいいニュースだろう。ヤフーニュースが報じたように、今回の撤退のニュースはRobinhoodの複雑なオプション取引で75万ドル(約8000万円)近くの損失を出したと誤って信じ込んだ20才のAlex Kearns(アレックス・カーンズ)氏が自殺したことが報じられ、Robinhoodに関する悪評が広まっている最中でのものとなる。

画像クレジット:Robinhood

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(翻訳:Mizoguchi

投稿者:

TechCrunch Japan

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