企業の立地計画を助けてくれるPiinPoint(iが二つある!)が、今週からパイロットを開始する。このツールは、どんな業種のどんな事業でも新規立地の決定を助けてくれるので、今後メジャーになりうるサービスだ。
あなたがスターバックスを超えることをねらっているコーヒーショップなら、次の出店はどこにすべきか? あなたがスーパーチェーンのオーナーなら、新しい配送センターはどこに置くのがいちばん有利か?、などなど。
2013年に創業されたPiinPointはこれまで、エンジェルたちやGarage Capital、Y Combinatorらから25万ドルを調達した。同社は明日のY Combinatorデモデーでプレゼンを行う。
PiinPointが多業種~多種類の事業目的にわたって位置関連の意思決定を助けられるのはなぜか? 同社によると、そのツールは、地域の人口特性や道路交通状況など一般的なマーケティングデータのほかに、大量の質問に答えることによって、クライアント企業のビジネスニーズの特殊性を把握する。同社によれば、これまでのようなスタンドアロンのアプリケーションと違ってWebベースのソリューションなので、いつでも最新かつ大量のデータを活用でき、ソフトウェア自身も進化していく。
今回のパイロット事業の一般公開までずっとステルスだった同社だが、すでに顧客は10社いる。その名前は公表しないが、中には北アメリカでよく知られているブランドもある、ということだ。
PiinPointは、いわゆるSaaSとして有料のサービスを提供する。
Y Combinatorの傘下になったことのメリットについて同社は、アイデアを実際に売れるプロダクトに変えていくことができる点で、きわめてポジティブな体験だ、と言っている。
今社員数4名のPiinPointは、クラウドベースの地理/位置情報サービスというよりも、データ分析をもとに企業の意思決定を助けるオンラインアプリケーションだ。そう考えた方が、わかりやすい。
PiinPointが今考えていることといえば、資金をもっと獲得することだ。だから、明日のデモデーでのピッチ(売り込み)が重要。本誌も、取材に行く。
画像: FLICKR/Charleston’s TheDigitel; CC BY 2.0のライセンスによる(画像はトリミングした)
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))