ドローンという言葉も市民権を得たようだ。
ただ、身近な存在としてはうるさく飛び回り、プライバシー問題を感じさせるようなガジェットだ。今年のクリスマスにはプレゼントにドローンをもらい、そして木や電線、取りに入らせてもらえないような場所に突っ込ませて壊してしまうことになった人も多いことだろう(飛ばす前にはぜひ「初めてドローンを飛ばす人へ」を見ておきたい)。
しかしゆっくりとではあるものの、ドローンの新しい、そして実際に役に立つ使い方も生まれてきつつあるようだ。サイの密猟を防ぐのに利用されたり、雪山で遭難した人の捜査に役立てようとする動きもある。そして、さらに、溺れる人を救うために使おうというアイデアも出てきた。
実現に向けて動き出したのはProject Ryptideだ。自動で膨らむ浮き輪をコンパクトにたたんでドローンに取り付け(GoPro搭載可能なドローンならどれにでも付けられる)、そして溺れている人の上に誘導するのだ。そして操縦者がボタンを押せば救助作戦完了だ。浮き輪は水に触れるやいなやカートリッジにおさめられたCO2が放出され、浮き輪を膨らませてくれる。
キットを製作したのはBill Piedraで、コネチカット州の私立学校であるKing Low Heywood Thomasの子供たちと企画したものだ。来年にはKickstarterでのプロジェクトを組み、DJI Phantom用を99ドルで世に出したいと考えているそうだ。
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(翻訳:Maeda, H)