為替や海外送金を無料にするRevolutがベルリンにテックハブをオープン

FintechのスタートアップのRevolut(レボリュート)がベルリンに小さなテックハブを開設した。N26の故郷である同市には、すでに多くのFintech人材がいる。同社は、ソフトウェアエンジニアリングからデータサイエンス、製品、成長に至るまで、多くの異なる技術職に最初に80人を採用する計画だ。

これは他の都市で人材を雇うことだけではない。同社は製品をドイツ市場向けに、より一般的にはヨーロッパ向けにカスタマイズする計画だ。

多くの点でRevolutは今でも英国のアプリのように感じられる。例えば、カードのPINコードを変更したい場合、同社はATMを使って変更するよう指示している。これはドイツ、フランス、多くの欧州市場では不可能だ。

ベルリンのチームはまた、Revolutの手数料無料の株式取引機能にも取り組んでおり、これはRobinhoodのヨーロッパのライバルのようなものだ。同社は子供向けのアプリも開発中で、最初の銀行口座の代わりになるかもしれない。

現在ドイツには15万人のRevolutユーザーがいる。同社は現地にマーケティングおよびコミュニケーションチームを設置し、この市場でさらに積極的に事業を拡大していく。

世界中で使える世界規模のFintechアプリを作るのはまだ難しい。人々は住んでいる国に応じて、さまざまな方法でお金を管理します。そして、フィンテックのスタートアップも、堅実なプロダクトが家庭にある今、それに気付いている。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

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TechCrunch Japan

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