ゲーム配信大手のRobloxは米国時間10月12日、IPOに向けて米証券取引委員会(SEC)に非公開で申請書類を提出したことを発表した(Robloxリリース)。
数千万人のユーザーを抱える無料ゲームサービスを運営する同社は、2月にAndreessen Horowitz率いるシリーズGの資金調達ラウンドを経て、40億ドル(約4214億円)の企業評価を得ている。Crunchbaseによると、同社はベンチャーキャピタルから3億3500万ドル(約353億円)以上の資金を調達しているという。
同社は、IPO時に提供する予定の株式数の詳細を明らかにしていないほか、実際の株式公開の時期については「市場その他の条件に左右される」と一般的な回答に留まっている。2019年のテクノロジー企業のIPOは低調だったが、2020年の新型コロナウィルスの関せ拡大の最中に株式市場が回復したことにより、現在はテック系スタートアップがデビューを果たす非常にいい機会が与えれている。ちなみにゲーム分野では最近、人気の3Dゲーム開発エンジンを開発するUnity Technologiesがデビューした。
Robloxは、消費者と開発者の両方に興味深い売り込みをしており、グラフィックを多用したゲームデザインから、様々なデバイスで遊べるコンテンツを構築することに向けて開発者を押し上げる、未来のフリー・トゥ・プレイのビジョンを打ち出しています。ゲーム会社は、ファーストパーティ体験の成功を強力な開発者ネットワークに変換することで、他のどの会社よりも成功しています。Robloxのプラットフォームは、若いオーディエンスに特に成功しています。
Robloxは、消費者と開発者の両方に興味深い売り込み方をしているのが特徴だ。開発者には、グラフィックス重視のゲームデザインから離れ、さまざまなデバイスでプレイ可能なコンテンツを構築する方向に向かわせる未来の無料ゲームのビジョンを提供している。ゲーム会社には、売り手(ファーストパーティー)としての成功によって強固な開発者ネットワークを構築している点で他の会社よりも成功している。また、Robloxプラットフォームは特に若いユーザーの獲得にも成功している。
カテゴリー:ゲーム / eSports
タグ:Roblox、IPO
画像クレジット:Roblox
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(翻訳:TechCrunch Japan)