今日(米国時間3/2)本誌のRon Millerが、最近Mobile World Congressで発表されたMicrosoftの新しいキーボードについて書いている。Millerはあまり感心していない。
問題はキーボード。もうたくさんだ。タッチスクリーンを生かすソフトウェアを作って、キーボードを追放してほしい。
記事はその調子で続く。私は反論しなくてはならない、なぜなら物理的キーボードは素晴らしいから。
TechCrunchのメインオフィスを訪ねると、オープンオフィスをオタクが埋め尽し、半数がメガネをかけているのがわかる。全員がAppleのノートパソコンを叩いている。単体あるいは、1つ以上のモニターにつながっているか、事実上「ドック入り」して、ユーザーはスタンドアロンのキーボードとタッチパッドを使ってマシンと対話していることもある。
抜けているもの? あのiPadを仕事に使っている人間だ。たしかに、iPadや他のタブレット ― 私は泣いている ― が優れた多目的デバイスである職業もある。医者や営業マンがよく例に出される。しかし、かなりの時間をタイピングに費す人にとって、おそらく次の3つが真実だと私は思う。
- タイピングはクールである。
- タイピングが速いともっとクールである。
- タイピングが速くて正確なのが最もクールである。
故に、物理的キーボードである。本稿は、油田の火事より騒音の大きい大型メカニカルキーボードで書いている。しかし、感覚は驚くほど良くて私は快適な速さでタイプできる程度には配列を覚えている。私はiOSをこのキーボードより何年も前から使っているが、モバイルではおそらく半分の速度も出ない。私はこの巨大な代物と、私にとって史上最高のキーボードであるMacbook Airについてくる内蔵キーボードを交互に使っている。
このふたつを使って、2つのオペレーティングシステムや様々なクラウドサービスを渡り歩き、私は満足げにタイプしている。このキーそのものが、人とインターネットを結ぶゲートウェイなのだ。
もちろんモバイルは、われわれのデジタル生活にとって益々重要なカテゴリーになりつつある。一部の人にとっては、モバイルがインターネットとの主要なインターフェースだ。しかし、メモであれ投稿であれレポート、メールであれ、とにかく文字を吐き出し続けなくてはならない労働者にとっては、すべてを備えたキーボードを使うのが一番だ。つまりそれは、物理的キーボードは今後も私の生活に居場所を持ち続けることを意味する ― おそらくあなたも同じだろう。
FEATURED IMAGE: KEVIN PHAM/FLICKR UNDER A CC BY 2.0 LICENSE
[原文へ]
(翻訳:Nob Takahashi / facebook)