在庫管理アプリ「クラウド在庫管理ソフトZAICO」を運営するZAICO(ザイコ)は10月26日、IoT重量計「ZAICON」(ザイコン)の正式提供を開始した。ZAICONは、在庫管理したいものを載せておくだけで、重量からその内容物の数量を把握し、リアルタイムで管理できるというもの。在庫の現場へ行かなくても、管理が自動化できるという。
ZAICONは、在庫管理の完全な自動化により「在庫管理そのものがなくなること」を目指しているが、12万人のZAICOユーザーの声として、在庫管理に関する3つの課題を掲げている。ひとつは人的ミスの多さ。在庫管理におけるミスは、数え間違いや入力ミスなどの人的ミスが最も多いという。またミスの対処にかかる時間や労力も馬鹿にならない。次は在庫管理システムが使いこなせないという問題。高価なシステムを導入しても、現場で使いこなせる人間が限られ、持てあましてしまう。そして3つ目は、人材不足。在庫管理に人手を回すことが困難であったり、在庫管理業務を教えてもすぐに配置換えになるなど、スタッフが定着しないというものだ。
在庫管理現場での課題
- 数え間違い・入力ミスなど人による在庫管理ミス
- 在庫管理システムを現場で使いこなすことが難しい
- 人材不足が在庫管理に影響
これらの問題を解決するために、ZACONは、誰にでも使える簡単さに徹底的にこだわり、クラウド在庫管理ソフト「ZAICO」と連携したシステムを作り上げた。重量計測による管理のため数え間違いがなく、自動化によって人材確保の心配もなくなる。
ZAICONには、10kgタイプと50kgタイプの2種類があるが、どちらも本体サイズは300×210×32mm、重量1.2kgと変わらない。iOS用またはAndroid用のZAICOアプリで使用でき、スマホの性能によるものの、1台のスマホにつき20〜300台程度のZAICONに対応する。
使用料は、基本プランが月額1万3717円。ZAICON本体が3台付属し、ZAICOアカウントが1人分利用できる。スマホは手持ちのものが利用できるが、購入も可能。