モバイルアプリを使って現場の業務効率化を実現する現場管理アプリ「カミナシ」を開発・提供するカミナシは1月13日、Wovn Technologies提供のアプリ多言語化ソリューション「WOVN.app」と連携し、現場改善プラットフォーム「カミナシ」を9言語で利用できる「多言語翻訳機能」の提供を開始した。
多言語翻訳機能は、英語・中国語(簡体字)・中国語(繁体字)・ベトナム語・ネパール語・ポルトガル語・タイ語・タガログ語・インドネシア語など43言語から9言語を選択可能。プレミアムプラン以上で申込可能で、月額費用に1ユーザーあたり税別5000円追加となる。
同機能は、現場の作業者が「カミナシ」で情報入力や確認をする際に、入力画面や作業ナビゲーション画面をワンタッチで9言語に翻訳できるというもの。母国語での情報入力、また作業指示を確認することで、作業を正しく理解したうえで行えるため作業品質の向上が期待できる。
WOVN.appは、「世界中の人が、すべてのデータに、母国語でアクセスできるようにする」をミッションに、ネイティブアプリを最大43言語・76のロケール(言語と地域の組み合わせ)に多言語化し、海外戦略・在留外国人対応を成功に導く多言語化ソリューション。
これから開発する予定のアプリ、リリース済みアプリのどちらにも WOVN.appのSDKを組み込み可能で、多言語化に必要なシステム開発・多言語サイト運用にかかる、不要なコストの圧縮・人的リソースの削減・導入期間の短縮を実現するという。メディア・動画/クーポン/EC/予約/SaaS/交通/ファイナンスなど様々なアプリに対応可能としている。
カミナシは、作業チェックなど現場の業務フローをノーコードでデジタル化する現場改善プラットフォーム。利用料金は月額税抜6万円(10アカウント)から。
手書き情報のデータ化から集計、報告など、従来紙や表計算ソフトで行っていた作業をタブレットで使えるアプリにすることで、現場での正しい作業ナビゲーションの徹底やチェックデータのリアルタイムな一元管理を実現。現場と管理者双方の業務から非効率をなくし、改善活動を推進する。
同社は、製造や小売、飲食、物流などあらゆる現場にいるノンデスクワーカーの働き方をスマートにすることを目指すとしている。
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