ビデオを撮りながら写真も撮ることはiPhoneなどでもできるが、すでに撮ったビデオから写真を取り出すことは、それほど簡単ではない。
Tapletが、それを可能にする。
100万ドルのシード資金を獲得した同社のアプリは、ユーザがHDビデオをアップロードしながらコレ!と思う瞬間で画面をタップする。これまでは、ビデオの再生にポーズをかけてスクリーンショットを取る、という方法があったが、それでは画像の解像度が粗い。
このアプリで使用するビデオは、ユーザがDropboxなどからダウンロードしたものでもよいし、あるいはカメラロールに今あるやつでもよい。とにかくそいつを再生して、途中で画面をタップすれば、一枚の写真が得られる。それは単なる写真だから、ソーシャルネットワークなどでふつうに共有できる。
サーファーやスノウボーダーなどのスポーツファンは、自分の勇姿(?)をビデオに撮るのが大好きだが、その超長編のビデオをシェアするのはたいへんだ。そんなとき、このアプリが重宝するだろう。得られるのが高精細なHDの写真だから、自慢したい当人にとっても不満はない。
同社は、子どもの親もよく使うだろう、と考えている。スチルカメラで子どものベストショットをとらえるのは、本当に難しいから。いつ、最高の瞬間が訪れるか、わかんないし。
協同ファウンダのAndy Fortsonはこう言う: “これからはもう、写真を撮るかビデオを撮るかの二者択一をしなくてもよい。でも、このアプリがあることを忘れてしまう人も、多いだろうな。このアプリを使い慣れて、得られる結果に納得してもらうことが、最大の課題かもしれない”。
Tapletは最近ベータを脱し、iOS版をここで入手できる。