糖尿病患者のリモート管理プラットホームGlookoがシリーズCの$35Mを調達、業容の拡大を目指す

Glookoは、患者のデータを遠くから医師がモニタできる、その際使用するデバイスの種類を問わない、というデータ管理型のヘルスケアサービスを提供している。とくに現在最大に力を入れているのが、糖尿病とその患者および医療スタッフだ。その同社が今日(米国時間6/28)、シリーズCで3500万ドルの資金を調達した。これまでの調達額3600万ドルを合わせると、トータルで7100万ドルになる。

前回本誌が取り上げたときは聞けなかったが、今回は協力的で、これまでの対象患者数100万あまり、彼らのデータをモニタした医師等の数は6000あまり、ということだ。この分野にはDexcomやMedtronicなど先輩の大手もいるので、競争に伍していくためにはさらに急速な拡大が必要だ。

Glookoの計画では、資金は営業とマーケティングと開発チームの増員、および、フランス、ドイツ、イギリス、アジア、中東における商用化努力の強化に充てる、という。

今回のラウンドを指揮したのはトロントのGeorgian Partners、これに新たな投資家Insulet CorporationとMayo Clinicが参加した。既存の投資家Canaan Partners, Social Capital, Medtronic, およびSamsung Nextも参加した。

GlookoのCEO Rick Altingerはこう述べる: “今回の新たな資金によって、私たちのミッションである糖尿病患者の生活改善の、さらなる追究が可能になった。今後は臨床的ソリューションへの投資により、薬服用サイクルの遵守、個人化されたインサイトの提供、それを契機とする生活改善の推進などに取り組んでいきたい。また、何千もの臨床医と看護師等による臨床的意思決定を支援して、糖尿病患者が自宅等医療機関の外にいるときのサポートを充実していきたい”。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

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TechCrunch Japan

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