総務省は1月11日、統計リテラシー向上を目的として、データサイエンス力の高い人材を育成するためのデータサイエンス・オンライン講座「誰でも使える統計オープンデータ」を開講した。おもに社会人と大学生を対象に、統計オープンデータを活用してデータ分析の手法を解説する。
登録料および受講料は無料。申し込みは、講座紹介サイトから行え、3月7日まで誰でも受講登録できる。
同講座では、政府統計の総合窓口「e-Stat」、総務省および統計センターが提供する地図で見る統計(統計GIS。jSTAT MAP)、APIなどを使って統計オープンデータを活用したデータ解析手法が学べる。また週ごとに確認テストがあり、最終課題を経て修了証が発行される。
「誰でも使える統計オープンデータ」概要
- 開講日:2022年1月11日
- 学習時間:1回10分程度、週に5〜7回ほど、4週間
- 前提条件:表計算ソフトMicrosoft Excelの基本的な操作ができること(簡単な計算や関数、グラフ作成などができればExcel以外でも問題ないが、講義はExcelを用いた説明となる)
- 課題:各週の確認テストと最終課題の実施
- 講師:⻄内啓⽒(統計家)、⼩⾕祐⼀朗⽒(不動産販売価格予測サイト「GEEO」開発者)、総務省統計局および統計センター職員
各週のテーマと内容
- 第1週「e-Statを使ったデータ分析」:e-Statの統計データを活⽤したデータ分析の事例を学ぶ(e-Statの機能紹介、活⽤事例紹介など)
- 第2週「公的統計データの使い⽅」:公的統計データの基本事項や読み⽅を学ぶ(公的統計の種類と体系、労働⼒調査・家計調査の基礎知識、利⽤の際のポイントなど)
- 第3週「統計GISの活⽤」:統計データと地図を組み合わせた統計GISの活⽤⽅法を学ぶ(jSTAT MAPの機能紹介、簡単にできるレポート作成、活⽤事例紹介など)
- 第4週「統計オープンデータの⾼度利⽤」:統計API機能の仕組みや具体的な活⽤事例など、統計オープンデータの⾼度な活⽤⽅法を学ぶ(統計APIの仕組み、統計オープンデータの活⽤事例、講座のまとめなど)