Yper(イーパー)は1月31日、同社が開発した置き配バッグ「OKIPPA」(オキッパ)の累計販売数が6000個を突破したことを発表した。2018年9月下旬の発売開始から約4カ月での達成だ。同社は、TechCrunch Tokyo 2018のスタートアップバトルのファイナリスト。
OKIPPAはその名のとおり、宅配された荷物を施錠可能な専用の袋「OKIPPA」に入れて置きっぱなしにすることで、再配達問題を解決するサービス。盗難が心配な場合は、プレミアムプランに入会すれば置き配保険(盗難保険)をかけられる。とはいえ、現在のところ置き配保険の適用実績はないとのこと。
専用アプリではGmailやHotmailと連携することで、Amazon、ZOZOTOWN、ユニクロ、メガネスーパー、FABIA、ヨドバシ.comなどの通販サイトから発送されてくる荷物の追跡や再配達の依頼がアプリ上で可能だ。ヨドバシ.comについては1月30日にリリースした最新バージョンからの対応となる。
同社によると、OKIPPAの利用者は47都道府県すべてにいるとのこと。同社が設置先2000件を対象にした調査では、オートロックなしの集合住宅が52%、戸建が約46%という割合で利用されていることがわかったそうだ。宅配ボックスのないマンションやアパートでの需要が高いと考えられる。数はまだ少ないが、マンションの管理組合の合意を得てエントランスがオートロックのマンションの設置も進んでいる。
なお同社は2月5日に、日本郵便と組んで実施した東京都杉並区の1000世帯を対象にした1カ月の実証実験の結果を「POST LOGITECH INNOVATION PROGRAM 2018」のDemo Dayで発表する予定だ。