美容師向けに動画教育サービス・オンラインサロン「HAIRCAMP」を提供するHAIRCAMPは2月24日、資金調達を発表した。調達額は非公開。引受先は、プロ向け美容商材EC大手ビューティガレージの100%子会社BGベンチャーズが運営するCVC。
資金調達および資本業務提携を通じて、ビューティガレージが持つ理美容・ビューティ関連事業やIT事業などとシナジーを生み出し、美容師たちがより楽しくやりがいを感じながら働ける環境を目指す。
2013年6月設立のHAIRCAMPは、「人生を加速させる 学びとの出会い」をビジョンに掲げ、「稼げる美容師が増えていくことで美容業界が活性化し、それが最終的に一般消費者の皆さまや、美容業界に関わる人たちを豊かにしていくことに繋がる。」という考えのもと、美容業界×ITの可能性を模索。2017年に美容師向けのオンライン学習サービス「HAIRCAMP」を公開した。
セミナーをオンライン化することで学習に対する時間・場所に対する制限、そして1セミナーあたりの参加者数という会場キャパシティの制限がなくなったことで、美容師が講師を務めるメリットが高まったという。
受講者側にもメリットがあり、ライブ配信では、まるで1対1で目の前に講師がいるような感覚を味わいながら学べるという。また巻き戻し再生も行えるため、気になるポイントを何回でも学習できる。
またライブ配信を中心とした参加学習コンテンツに加え、交流型学習コンテンツのオンラインサロンもスタートし、情報のインプットだけではなくアウトプットする機会を設けたそうだ。現在では、美容師の10人に1人が利用しているサービスに成長したとしている。
さらに、利用ユーザーの増加に伴い、美容商材メーカーなどとのコラボレーション配信も増え始め、美容の最先端技術や最新商品の知識を発信する機会も増しているという。
HAIRCAMPは、ビューティガレージの資本参加により同社自身の成長スピードを加速させ、美容師の学ぶ機会に加えて、技術の定着やキャリアアップまでサポートし、関わる人たちの笑顔が増えていくよう邁進していくとしている。
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