職場の生産性プラットフォームを運営するスタートアップのNotionはNew York Timesに対し、Index Venturesなどの投資家から20億ドル(約2100億円)のバリュエーションで5000万ドル(約54億円)を調達したと明らかにした。
Notionの広報担当者はTechCrunchに対し、資金調達とバリュエーションに関して認めた。
スタートアップがレイオフを検討したり、望む条件よりも低い金額で資金調達したりする中、Notionは何年もの間、同社に関心を持つ投資家を避け続けるという特異な立場にあった。同社によると、累計の調達額は6700万ドル(約72億円)となった。直近の1000万ドル(約11億円)を調達した際のバリュエーションは8億ドル(約860億円)だった。
同社の高度にカスタマイズ可能なメモ帳アプリにより、企業の顧客はデータベースとドキュメントに関してリンクでつながったネットワークを作成できる。
COOのAkshay Kothari(アクシェイ・コサリ)氏は昨年11月にTechCrunchに対し、外部からまた資金調達したいとは思わないと語っていた。「当社にはもっと多くの資金を調達する機会があった。ただ、より多くの資金があればより早く成長できるとは思っていなかった」
何が変わったのか。世界経済だ。同社はNew York Timesに対し、新たな資金調達により安定した基盤が得られ、「少なくとも」10年分の資金が手に入ると述べた。とはいえ、同社のチームメンバーはこの数カ月で急速に拡大し、昨年11月から40%増加した。ユーザー数も急増しているようで、コサリ氏がNew York Timesに伝えたところによると、総ユーザー数は同社は2019年初めに発表した100万人から「ほぼ4倍」になった。
Notionは、無料プランのほか、月額5ドル(約540円)から25ドル(約2700円)までの有料プランを用意している。
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(翻訳:Mizoguchi)