自宅軟禁のリモートワークを再定義、多拠点コリビングのADDressが職住融合施設を募集

月額4万円から住み放題・多拠点コリビング(Co-living)サービス「ADDress」(アドレス)を運営・展開するアドレスは5月20日、 新型コロナウイルスの蔓延により、企業のリモートワークが進んでいることを受け、 ホテル・旅館・ゲストハウスなどの宿泊施設との連携を強化することを発表した。

具体的には、リモートワーカーを主な利用対象者として連携宿泊施設をリモートオフィスとて活用できる環境を構築する。第1弾として、東京・赤坂にある「変なホテル東京 赤坂」、高知・高知にある「高知サンライズホテル」など全国10拠点を近日オープン予定で、 新規の宿泊施設も追加募集する。

現在、新型コロナウイルスにまつわる非常事態宣言は39県で解除されており、残る8都道府県も新規の感染者が大幅に減っていることから宣言解除は間もなくだと考えられる。しかし、諸外国の現状を考慮すると秋以降に再度のピークを迎える可能性も捨てきれない。感染力も強いためワクチンや特効薬が開発されるまでは、ソーシャルディスタンスを意識した行動が必要になる。

アドレスでも連携宿泊施設で、感染抑止・防止対策を実施しており、リビング・キッチンなど共有スペースでのソーシャルディスタンス、 各拠点ごとの個室利用制限を設けて3密(密閉・密集・密接)を避ける措置をとっている。同社は、長期化、もしくは常態化するかもしれないリモートワークの環境を見据え、リモートワークを現在の自宅軟禁状態から解放すべく、ホテル・旅館・ゲストハウスなどの宿泊施設を募集し、 職住融合型の滞在個室を提供していく狙いだ。提携に関する募集概要は以下のとおり。

  • 対象施設 :ホテル、旅館、民宿、ゲストハウス(民泊の場合は戸建1棟貸しに限る)
  • 契約期間 :最短3か月~(長期契約も可能)
  • 個 室 数 :1個室~
  • 契約形態 :賃貸借契約または定期施設・宿泊利用契約
  • 料金 :立地により応相談

利用料金についてはヒアリングのうえで決定する予定だが、 立地環境の不動産市場(1Kルーム)が相場となる。近日オープン予定の全国10拠点は以下のとおり。

  1. 変なホテル東京 赤坂(東京・港区)
  2. 高知サンライズホテル(高知・高知・)
  3. UCHI Living Stay Otaru Suitengu(北海道・小樽)
  4. FUJITAYA BnB(京都・下京区)
  5. Kyoto Kujo Inn(京都・南区)
  6. ぴー坊(長野・白馬)
  7. ゲストハウス縁(長野・白馬)
  8. STAY+CAFE ENTO(大分・日田)
  9. tu.ne.Hostel(千葉・館山)
  10. 東方旅泊糸満(沖縄・糸満)
  1. ADDress_12

    変なホテル東京赤坂(東京・港区)
  2. ADDress_11

    高知サンライズホテル(高知・高知)
  3. ADDress_10

    UCHI Living Stay Otaru Suitengu(北海道・小樽)
  4. ADDress_8

    FUJITAYA BnB(京都・下京区)
  5. ADDress_7

    Kyoto Kujo Inn(京都・南区)
  6. ADDress_5

    ぴー坊(長野・白馬)
  7. ADDress_6

    ゲストハウス縁(長野・白馬)
  8. ADDress_4

    STAY+CAFE ENTO(大分・日田)
  9. ADDress_3

    tu.ne.Hostel(千葉・館山)
  10. ADDress_2

    東方旅泊糸満(沖縄・糸満)

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。