現在400万口座を抱える英国のチャレンジャーバンクであるMonzoが、CTOを失ったことが明らかになった。
複数の情報筋によると、2018年9月に鳴り物入りで急成長を遂げているフィンテック企業のMonzoに加わったMeri Williams(メリ・ウィリアムス)氏は、自らコスト削減策を支援したいとして、社内で退社を発表したという。しかし、ウィリアムス氏はすでにMonzoとの関わりを減らしており、他のテック企業のコンサルティングを行っていたことは注目に値する。ある情報筋がTechCrunchに語ったところによると、彼女は最近週に1日しかMonzoで働いていなかったという。
一方で、誰がウィリアム氏の代わりにCTOを引き継ぐのかは明らかになっていない。特に、前CTOでMonzoの共同創業者であるJonas Huckestein(ジョナス・ハクステイン)氏(写真右、ウイリアムス氏と一緒に写っている人物)は、育児休暇中に入っていると思われる。Monzoはこの件に関して、コメントを拒否した。
MonzoでCTOの職に就く前、ウイリアムス氏はロンドンのスタートアップエコシステムにて初期の寵児だった印刷・デザイン会社のMOOで働いていた。そしてMonzoでの就任時に発行されたプレスリリースによると、彼女の「複雑なエンジニアリング組織の成長と、迅速なチームの管理」の経験をかわれ、Monzoに移籍した。またMOOに勤務する前は、M&S Digitalのエンジニアリング部門の責任者を務め、その前は英国のGovernment Digital Serviceで勤務していた。
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(翻訳:塚本直樹 Twitter)