[筆者: Brian Heater]
ヘルスケアシステムの革新を目指す戦いは、大きな体制的問題に気を取られ、小さなものを見過ごしがちだ。しかし、毎日複数の薬を服(の)まなければならない人が、つねに正しく服んでいけるための工夫はこれまでのところ、ドラグストアに売っている、曜日の書かれた大きなプラスチックの箱しかない。
発売が5月で今予約を受け付けているPillDrillは、インターネットに接続されたシステムで、小さなハブがNFCのタグをスキャンすることによって、毎日の服用をチェックする。デバイス本体にはディスプレイがあって、服む時間になったらアラートする。
ユーザーは薬を服むときタグをスキャンし、次に、服用後の気分を表すMood Cube(上図サイコロ状)をスキャンする。オプションのPillDrillを使って、服用のスケジューリングをしたり、あるいは友だちや家族などがリモートで当人の正しい薬服用をモニタできる。
PillDrillのシステムは、ハブと錠剤入れ、12のスキャン用タグ、そして前述のMood Cubeから成り、立ち上げ価格は199ドルだ。