Planet LabsがBlackBridgeのRapidEyeと地理空間ビジネスを買収することを発表した。
Planet Labsは87の小型の衛星から構成されるネットワークから集めた衛星写真を販売している企業だ。今回の買収により、RapidEyesの60億平方キロメートル分の世界の土地画像を収録した6年間のアーカイブを手にした。
また、RapidEyeの保有する5つの衛星から継続的に集められている画像もPlanet Labsの物となる。
多くの衛星写真は2年に一回更新されるが、Planet Labsはその更新頻度を向上させたいと考えている。実現すれば彼らのカスタマーは、伐採や農地の変化などもモニターすることができるようになる。
Planet LabsのCEOであるWill MarshallはTechCrunchに対し、今回の買収は毎日地球の表面の全ての地点における最新画像を届けるという彼らのミッションの達成を進めるものだと話した。
Planet LabsとBlackBridgeのどちらも衛星画像をコンシューマーに直接販売してきた。しかしMarshallは、両社のカスタマーは異なる属性であると説明する。Planet Labsのカスタマーは北米とアジアに集中しているが、BlackBridgeにはヨーロッパや南アメリカからのカスタマーが多いと話す。
取引の金額などは公表されなかった。CrunchBaseの情報では、Planet Labsはこれまで累計で1億8310万ドルを調達していて、BlackBridgeは2200万ドルを調達している。
BlackBridgeのCEOのRyan Johnsonを含め、BlackBridgeのRapidEyeと地理空間ビジネス部門の従業員は全員Planet Labsに留まる。BlackBridgeのネットワーク部門は取引が完了した後、別会社としてスピンオフする予定だ。
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