昨年のE3でデビューしたStarVRは、ビッグネームたちの影に隠れてしまっていたが、でも、このハイエンドのヘッドセットを試してみることのできた人たちは、感動した面持ちでブースを去っていった。
なによりもまず、このStarbreeze社のハードウェアは視野角が大きくて、OculusやHTCの110度に対して210度だ。パネルはWQHD(Wide Quad-HD)左右2基で5120 x 1440の超精細を誇る(RiftとViveは2160 x 1200)。
このゲームスタジオからの今週の発表によると、同社はハードウェアではAcerとパートナーしている。両社は設計と製造とプロモーションで協働し、その契約内容はStarVRを“プロフェッショナルで位置対応のエンターテイメント市場”に持ち込む、となっている。RiftやViveが狙っている家庭のリビングルームは相手にしない、とも読める。
ハイエンドのスペックと、おそらく、その高価格からは、それも当然だ。
AcerのCEO Jason Chenによると、すでにStarVR対応のPCを作りつつある。“弊社のR&DチームをVRエコシステムの複数の側面に割り振り、安定的で高品質な体験の実現を目指している。すでに先月Acerは、StarVR完全対応の強力なデスクトップとノートブックを発表した”、ということ。