誰かがTechCrunchのパロディーサイトを作った。これは笑える

週末、私のFacebookニュースフィードに妙なものが流れてきた。

記事中のリンク、”Trapcrunch.com” に注目されたい。誰かが、本サイトの虚構新聞的イミテーションサイトを作って公開したらしい。

TrapCrunch.comは明らかなTechCrunchのパロディーで、WhoIs の説明には「検証された情報源による最新テクノロジーニュース」と書かれている。

サイトは、つい10日前にサンフランシスコのノブヒル地区近くに住む何者かによって登録された。このリンクをたどれば、同サイトの背後にいる人物のメールアドレス、電話番号、住所等を入手できる(われわれは〈メール〉を送り、確認のための返信を待っているところだ確認された)。

現在サイトに掲載されている記事はわずか7本で、「Facebook、破壊的に単純なアプリ「Hey」を公開」や「Popcorn Timeがポップコーンを販売開始」などのバカバカしいタイトルが並んでいる。サイトのスタイルやコンテンツは、明らかにTechCrunchをからかっている。最新の “Hey” に関する記事は、先週本誌が “Yo” を取り上げまくったことに対するジャブのようだ。

内部筋によると、HeyはMr. Zuckerberg本人が一晩で設計およびコードした。実にシンプルだ:友達の名前をクリックすると、すぐに “Hey” と言う通知が自分から送られてくる。へイ、それだけだ。

Trapcrunchは、レイアウトまでわれわれと同じグリーンとホワイトの組み合わせを使っている。TrapCrunchロゴの “T” と “C” を見てほしい。色が逆転しているだけで事実上同じだ。

TechCrunchは、シリコンバレーやテク系ブログの代表的存在と言ってもよい。HBOのドラマ “Silicon Valley” でさえ、番組を通じて何度も本誌に言及していた。プロデューサーは、スタジオでカンファレンス会場を再現し、多くの人々がDisruntで実際にロケしたかと思ったほどだ:

もちろん、われわれの物真似サイトはこれが初めてではない。数ヶ月前に、Andreesen HorowitzがY Combinatorを買収したと、多くの読者は信じさせたそっくりサイトを覚えている人もいるかもしれない。

Twitterには、TechCrunch Onionパロディーもある。

しかし、TrapCrunchはこれまで私が見た中で最も手の込んだ作りのイミテーションだ。個人的に、彼らの努力に拍手を送らざるを得ない。風刺は思うほど簡単ではなく、虚構新聞風のイミテーションに失敗した例は山ほどある。

われわれはこれを、本誌がやっていることに対する露骨な当てこすりと取ることもできる。しかし、古くから言われているように、物真似は、最も親愛なるお世辞の表現である。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。