TechCrunchが入手した情報によると、Deliverooの元上級社員が設立した英国のスタートアップDijaは2000万ドル(約20億9000万円)の資金を調達した。
複数の情報源によると、ラウンドはまだ完了していないが、元IndexとLocalGlobeのVCであるOphelia Brown(オフィーリア・ブラウン)氏が設立したアーリーステージのベンチャーキャピタルであるBlossom Capital(未訳記事)が主導しているという。他に誰が候補に挙がっているのか明らかではないが、非常に競争が激しく、このスタートアップは複数の一流ファンドからオファーを受けていたと私は理解している。Blossom CapitalとDijaはコメントを避けている。
コンビニエンスストアとデリバリーの分野で活躍しているDijaは、Deliverooで長年上級職を務めたAlberto Menolascina(アルベルト・メノラシナ)氏とYusuf Saban(ユスフ・サバン)氏によって設立された。
メノラシナ氏は以前、大手テイクアウトデリバリー企業のCorporate Strategy and Developmentのディレクターを務め、それ以前はいくつかの役職を歴任していた。彼はまたイタリアでInstacartスタイルの食料品配達企業であるEverli(旧Supermercato24)を共同設立し、Just Eatでも働いていた。
サバン氏はDeliverooのCEOの元チーフスタッフで、投資銀行モルガン・スタンレーでも働いていた。
つまり2人とも、スタートアップからスケールアップまでの食品物流業界での経験豊富な人物だ。メノラシナ氏とサバン氏はDeliverooのシリーズD、E、Fの資金調達ラウンドにも貢献した。
一方、Dijaの詳細はほとんど明らかにされていない。「ダーク」コンビニエンスストア・モードを利用してコンビニの商品や生鮮食品のデリバリーを提供を行う。人口の多い都市部にハイパーローカルフルフィルメントセンターを建設し、超迅速なデリバリーを行うことくらいしかわかっていない。米国のAccelやSoftBankが出資するgoPuff、あるいは英国のスタートアップWeezy(未訳記事)のようなものだ。
とはいえ、このモデルは試されたすべての場所でまだ証明されたものではない。しかし、Dijaが良いスタートを切る資本集約的なレースになる可能性が高い。もちろん、パンデミックの中、誰もが食料品をオンラインで購入するようになっている。つまりこれまでと同じく、成功するかどうかはタイミングがすべてだ。
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カテゴリー:シェアリングエコノミー
タグ:Dija、食品配達、配達、資金調達
画像クレジット:Shelyna Long / Getty Images
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(翻訳:TechCrunch Japan)