遊牧生活での電子機器利用はソーラーパワー・ロバにおまかせ

現代のトルコでは、遊牧生活を営んでいても、常にニュースはもちろん、最新のエンターテインメント情報なども入手できるようになっている。ソーラーパネルをロバの背中に取り付け、どこにいても電子デバイスの充電が行えるようにしているのだ。

少し前のBBCの記事によると、羊飼いたちはメールの送受信、天気予報の入手、その他さまざまな情報の入手のために電子デバイスを常時利用しているのだとのこと。広範囲な移動生活を送りつつも、それでもワールドカップの勝敗などはいつでも入手できているのだそうだ。

ソーラーパネルの発電容量は5-7キロワットほどだ。これでノートPCや携帯電話、そして夜間移動用のライトの充電などを賄っている。

このソーラーパネルを提供しているのは、トルコでソーラーパネル開発を行っているSer-Günという企業だ。「plug-and-play donkey」(ロバを使ったプラグアンドプレイ)というプロジェクトの一環として提供しているものだ。どのような生活形態であろうとも、常に情報を活用できるようにするといった実証実験プロジェクトであるそうだ。

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(翻訳:Maeda, H


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TechCrunch Japan

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