酪農家のためのSaaS Farmeronが二度目の資金調達で$2.65Mを獲得

酪農家をExcelとの悪戦苦闘から解放するSaaS Farmeronが、Matt Swanson、Andrew Murphy、SoftTech VC、およびNextView Venturesから新たに265万ドルを調達した。資金は営業の拡充に充てられる。

Farmeronは50頭から5000頭規模の酪農家を対象とし、彼らの複雑なデータ処理を一括代行する。とくに複雑なのは、経営データよりもむしろ日々の飼養〜生産に関わるデータだ。

投資家のSwansonは、これまでAssociated Feed & SupplyやVirtus Nutritionなど、カリフォルニアの酪農牧畜向け飼料企業で経験を積んだ起業家だ。

また、MFE TechのMurphyは、合衆国の大手牛肉生産農家Innovative Livestock ServicesのオーナーでCEOだった人物である。

2012年にFarmeronは、140万ドルのシードラウンドを終えている。

同社の競合他社であるDairyComp305やDHI-Provoなどは、酪農家や牧畜農家を対象とする会計事務所のような、古いタイプの帳簿付けサービス企業だ。

今ではInforやSAP、OracleなどのIT大手が農家のためのオンプレミスのERPに進出しようとしているが、まだ実績はない。しかも彼らのプロダクトは、FarmeronのようなSaaSのプラットホームではない。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。