Webサイトビルダーたちを、おぼえておられるかな? 実は彼らはまだ生きていて、今でも稼いでいるのだ。
ドイツ生まれでアジアで伸びたJimdoが今日(米国時間6/8)、成長投資専門企業*Spectrum Equityからの少数株主投資として2500万ユーロを調達した。それまで同社が調達した外部資金の総額は、わずかに50万ユーロにすぎない。〔*: VC, Venture Capitalが創業初期を支援するのに対し、Growth Capital(or Equity)は安定企業の成長資金を提供する。〕
2007年にスタートしたJimdoはその後グローバルに業績を上げ、2013年にはiOSとAndroidにも対応、8つの言語を扱い、オフィスはハンブルグとサンフランシスコと東京にあり、これまで1500万あまりのWebサイトを作ってきた。
2007年にドイツで創業された同社は、今でもChristian SpringubとFridtjof Detzner、Matthias Henzeらがオーナーで経営者、2009年以降黒字だ、という。社員は上記三都市を合わせて約200名だ。
Jimdoによると、これまでは外部からの資金調達をもっぱら断ってきたが、Spectrum Equityとは4年あまりの付き合いなので投資受け入れを決意した、という。
2008年にドイツのISP United InternetがJimdoの株式の30%を取得したが、同社は1年後にそれを買い戻した。
ここには、多くの起業家が学ぶべき教訓がある: 立派なビジネスを築きあげて、資金はもっとも有利な条件で、かつ、正しいタイミングで調達すること。
Spectrumにとってこれは、初めてのドイツでの投資だ。しかしこの合衆国の企業は、すでにハンガリー生まれ(今は合衆国)のPreziに投資している。
Detznerはこう語る: “資金の用途は主にマーケティングと製品開発だ。経営のやり方で、変えるべきところはない。今までやってきたことを、ちょっと加速するだけだ”。
コンペティタのWixが快調であることは彼も認めるが、“この業界は中小企業との結びつきがすべてだからね”、ということだ。
〔参考記事。〕