電動スクータースタートアップのBirdは全従業員の4〜5%を解雇した。The Informationが最初に報じた。最大900人の全従業員のうち40人ほどの解雇となる。このニュースは、Lyftがバイク・スクーター部門で最大50人を解雇したのに続くものだ。
「サービスを展開する都市に地元のサービスセンターを設置するのに伴い、従業員の配置は地理的に変化している」とBirdの広報はTechCrunchに対し語った。「我々は、サンタモニカの本部で効率的な運営構造を導入している一方で、世界で拡大しているサービスに対応するためにそうしたところで従業員を増やしている。今回の解雇は地理的需要のシフトと人材レビュープロセスを反映したものだ」。
TechCrunchが把握しているところでは、解雇はBirdの年1回行われる成績評価のプロセスの一環であり、米国拠点の従業員のみが影響を受ける。解雇された人たちは医療給付を含めた契約解除となる。従業員を解雇するにもかかわらず、Birdは全社で100以上のポストで求人を出している。
今月初め、Birdは起業家に自前のスクーターを管理させるプラットフォームをニュージーランドで公開した。Bird Platformは世界中にBirdのスクーターを展開するというミッションの一部であり、「我々が展開を考えていない地域の地元起業家にBirdの技術と乗り物で電動スクーターシェアリングプログラムを運営する権限を与えるもの」とBirdのCEOであるTravis VanderZanden氏は今月初めにTechCrunchに対し述べた。
Birdはこれまでに4億ドル以上の資金を調達していて、さらに3億ドルを調達中とみられている。
(原文へ、翻訳:Mizoguchi)