エリート族のための健康的な調理器具といえば、長年George Foremanがスタンダードだったけど、Big Georgeもそろそろ、グラブを脱ぐ時が来たようだ。今年のTechCrunch Disrupt SF 2014でデビューしたPalate Smart Grillを見ればね。
このスマートな(==電脳)グリルは、どんな食材でも、その重量、組成、ユーザが求める加熱度などに応じて完璧に調理し、モバイルデバイスからコントロールできる。
CEOのEric Normanは曰く、“iPadで数回タップすればPalate Smart Grillは調理を開始する。グリルの温度コントロールは精度が高く、ユーザの指定通りの加熱状態に仕上げる。このグリルなら、調理の過不足(焼き過ぎなど)が起きないから、お客が一時間遅れても、まずい料理を出す心配がない”。
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それはどんな魔法なのか? Normanに説明させよう:
Palate Smart Grillの精密な調理温度管理には、食材を真空パックしたりお湯に浸す過程がない。この電熱グリルの調理板はセンサを内蔵していて、温度を摂氏0.2度の精度でコントロールする。iPadアプリから行う温度管理も、レア〜ミディアム〜ウェルダンといった大雑把な指定ではなく、もっと細かい設定ができる。たとえば、低温で調理した料理を、最後の仕上げに300度(摂氏)で短時間加熱することもできる。温度設定は、精密性においても、設定温度の範囲においても、市販のすべてのグリルを上回っている。
この製品を初めて見たのは数か月前だけど、なかなかすばらしい。このグリルから出てくる料理は、事前の細かい指定通りに完璧に調理されている。最後の短時間の高温加熱で、料理の表面がカラメル状になる機能だけでも、買う価値はある。
作者はEric NormanとDon NormanとJim Reich。このプロダクトは今日(米国時間9/9)、サンフランシスコのTechCrunch Disruptでローンチした。
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審査員のQ&A
Q: どうやって使うの。ぼくでもできる?
A: ワンタッチです。あなたにも、こんなステーキを焼けますよ。
Q: デザインはどう?
A: 美しいと思います。カウンタートップに置いて自慢できるような製品を作りたい、と思いました。
Q: 製造工程は?
A: 最初は各部品間の相性が良くなかったけど、ハードウェア開発ではそれはよくあることです。とくに、電熱ヒーターとセンサの相性がね。その組み合わせの、機械的な部分で工夫しました。いずれ、クラウドファンディングで資金を得て本格的な生産に入ろうとおもいます。
Q: 技術のオリジナリティは?
A: いくつかの特許がありますが、それらはどれも、表面的な工夫ではなくて本質的なものです。温度設計やコントロールのアルゴリズムでは、とくに苦労しました。無意味なやり過ぎ、という部分はありません。みんな、これの開発過程で成長したんです。食材の中に温度計を突っ込んでなんかいないのに、なぜ精密な温度管理ができるのか、それを、ちょっと考えてみてください。
Q: 調理はすべてこの製品がやるの?
A: コントロールの部分はすべてやります。レシピを決めて、素材を切ったり混ぜたりするのは人間ですが。
Q: これは料理のしろうと向け?それともプロのシェフ向け?
A: 開発スタッフの中にはシェフも一人います。彼は、素材の水分がまったく失われないことに、感激していました。とてもジューシーな料理ができるんです。世の中のシェフたちも、大感激すると思います。
Q: 魚は料理できる?
A: 魚も、すばらしいですよ。
Q: 背丈が高いようだが?
A: それは大きな問題ではないと思います。精密な温度管理のためには、相当広い範囲の熱量を測定する必要があるのです。それが、このグリルの最大の特長です。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))