韓国のヒュンダイが「空飛ぶ車」事業に参入

Hyundai Motor Group(ヒュンダイ・モーター・グループ)は、空飛ぶ車の技術開発と商品化を目的とした新しい部門を作り、生まれつつある新興産業に参入する。

新部門の長は、NASAの航空学研究ミッション部門を最近まで率いていた航空工学技術者のJaiwon Shin(ジェイワン・シン)氏。シン氏はNASAに在職中、超音速Xプレーン、飛行機の電気化、無人航空機(UAS)交通管理、都市空輸などを研究する7億2500万ドル(780億円)の研究開発プロジェクトを監督した。

シン氏が率いる新部門は「安全で効率のいい空中輸送のための中核技術と革新的ソリューションを開発する」とヒュンダイは言う。シン氏の専門である航空機機体、エンジン、航空安全性、交通管理は、都市部での空中輸送分野で先頭に立つために必要な技術だ。「都市空中輸送市場は、今後20年間以内に1.5超ドル市場に成長すると期待されている」と同氏。

もちろん、Uber、Kitty Hawk Corp.、Terrafugia、Volocopterなどが、さまざまな空飛ぶタクシーを追究している。

ヒュンダイを含めこうした企業はいずれも、空飛ぶ車を地上の交通問題を解決する手段のひとつと捉えている。しかし、空飛ぶ車はその問題の場所を空に移すだけかもしれない。空中輸送管理技術が航空機開発と同じように重要なのはそれが理由であり、シン氏にはその経験がある。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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