Woollipがあれば、飛行機の中で寝るとき曲芸師にならなくてもよい。この、空気でふくらませる旅行用枕は、上図のように、折りたたみテーブルの上に乗せて、そこに顔を埋(うず)める。今Kickstarter で‘買えば’30ドル、発売は7月だ。
旅行用枕は、頭の下(後ろ)や首の回りで使うのが多い。でも、機上の例のように上体が起きているときは、そんな枕は使いづらい。Woollipは、航空機やバスの中であなたに与えられる唯一の余裕スペース、すなわち自分の前の空間を、有効利用する。それは、プロ用のマッサージチェアの‘顔枕’にヒントを得ている。
腕を通す穴があり、窓際のシートでは側面を窓に押し当てることができる。穴にはスマートフォンを収納できるから、何かを読むのも、映画を見るのも、ご自由だ。その点、でっかいSkyrestよりも、実用的だろう。
Woollipをふくらませるのは、息を5回、15秒でできる。しぼませるのは、2秒。たたむとレンガぐらいのサイズになる。重さは、一台のスマートフォンぐらいだ、という。
Woollipに空気がしっかり入っていれば、よく眠れるし、首が痛くもならない。スポーツ選手にも、向いているかも。