高級ホテル予約の「Relux」が中国最大手の民泊サイト「tujia」と提携、インバウンド需要狙う

loco02

これまでもインバウンド旅行者向けの施策を打ち出してきたLoco Partners運営の高級宿泊予約サイト「Relux」だが、また新たな動きがあったようだ。同社は2月1日、Reluxと中国最大手の民泊仲介サイト「途家(tujia)」の業務提携を発表した。

Reluxは2013年9月にローンチした会員制の宿泊予約サービス。全国の一流旅館およびホテルを厳選して掲載。満足度保証や宿泊プランの最低価格保証、会員限定の特典などを提供している。高価格帯の宿泊施設の予約を中心としているが、最近では外国語対応や海外代理店との連携などを通じて、インバウンド需要への対応を進めてきた。

一方のtujiaは2011年12月のローンチ。2016年10月時点で中国国内325都市、海外67ヵ国に約45万件の民泊物件を確保するほか、高級宿泊施設の予約にも対応している。スマートフォンアプリのダウンロード数は全世界で約1億5000万件以上。今回の提携に先駆けて、100%子会社となる日本法人の日本途家も設立した。

今回の提携では、Reluxの宿泊予約エンジンと同じ技術プラットフォームをtujiaに提供する。これによって、今後はReluxで予約可能な宿泊施設のうち約700の施設がtujiaに掲載されることになる。Loco Partnersでは、tujiaを通じても富裕層を中心としたインバウンド旅行者の需要を狙うとしている。

loco01

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。