高齢者向け治療食を3Dプリントするドイツの会社

ドイツの会社、Biozoonは、お年寄りにも食べやすい食品を3Dプリントしようとしている。嚥下障害のある人が咽に詰まらせずに食べられるように。

Biozoonは、分子料理学を応用することによって一般の押出器方式3Dプリンターで「プリント」できる食品を作っている。プリントされた食品は固化し、全く問題なく食べられるが、食べるとすぐに口の中で溶ける。高齢患者の60%が嚥下障害を持っている。食物が気管に入るのを防ぐことによって、これが命を救えるかもしれない。

料理は様々な方法で押し出し、形成することができ、着色剤やテクスチャライザーを使って、本物そっくりの見た目と味わいにすることも可能だ。

ウェブサイトにこう書かれている。

seneoProシリーズの粉末ミックスは様々な利用方法が可能で、家族介護人や専門料理人、看護士などが簡単に新しい治療食を作れる。前菜、主菜、デザート、おやつ等、すべてがカスタムメイドできると同時に栄養バランスも取れ、しかも見た目も良い。あなたのセンス、喜び、楽しみを生かした料理が再び可能になり、方法的に日常機能を復活させることができる。

seneoProと呼ばれるこの製品は、3Dプリンター用に今年発売される。これは真の「カスタマイズド」フードであり、同テクノロジーの実に興味深い活用方法と言える。

via 3Dprint

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook