日本のオタクカルチャーを世界に発信するスタートアップとして有名なTokyo Otaku Modeが新たな資金調達を発表した。引受先はヤフーの投資子会社YJキャピタル、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ、デジタルガレージの投資子会社DGインキュベーションの3社である。DGインキュベーションは今回は追加投資となる。今回の資金調達もすべてConvertible Noteで行われた(額面は非公開)。
調達した資金はサービスの拡大、それに伴う人員の強化やモバイル対応などサービスの向上に充てるそうだ。
Tokyo Otaku Modeは本誌でも何度か取り上げているが、日本のアニメやマンガ、関連グッズといったオタクコンテンツを紹介するFacebookページとしてスタートした。そのFacebookページの「いいね!」数は1038万を超え、一回のポストには数千から10数万のいいね!が付くほどの人気ぶりだ。
昨年9月頃からはFacebookページに加え、ユーザーが自身の作品を投稿したり、オタク関連のニュースが楽しめるウェブサイトも立ち上げている。このサイトではフォーラムも設けてあり、ファン同士のコミュニケーションの場としても機能している。また、Otaku Cameraというマンガ風の写真が撮れるアプリもリリースしている。
今のところFacebookページはもちろん、ウェブサイト、アプリは全て収益化している様子は無いが、ウェブサイトにはショップが新しく開設される予定で現在は事前登録を受け付けている。
このショップの詳細はまだ検討段階だが、普通のECショップとは違い、Tokyo Otaku Modeがセレクトした商品、メーカーとのコラボ商品などここでしか買えないような商品を提供したり、ウェブサイトに参加しているクリエイターの作品なども販売する予定だという。
ショップは検討段階ではあるが今後の展開が楽しみだ。