“ネット上でうちの会社はなんと言われているか”…レビューを集積管理するReviewTrackersが$2Mを調達

シカゴに本社を置くReviewTrackersは、顧客企業のネット上の評判や評価を集めて管理するサービスだ。同社は今日、合衆国中西部を拠点とする多数の投資家たちから200万ドルの資金を調達した。その投資ラウンドを仕切ったのはミルウォーキーのCSA Partners、これにAmerican Family VenturesSymphonyAlpha Ventures、そしてエンジェル投資家Jeff Rusinowが参加した。

同社のファウンダで調査担当最高責任者であるChris Campbellによると、得られた資金の約半分は、年内に技術者チームの人員を倍増して、予定されている機能を完全に実装することに充てる。そして、残る半分は営業の強化による顧客獲得努力に充てる。

サービスの利用料金は月額29ドルからで、OpenTableやGoogle+、TripAdvisorなどメジャーなサイト上のレビューのほかに、マイナーでニッチなフィードバックサイトからもレビューを集める。

Campbellはマーケティングの仕事を10年近く経験し、その後ReviewTrackersを始めた。“あるクライアントが、自分の会社のネット上の評判を知りたいし、それらに対応管理したい、と言ったんだ”、と彼は語る。“調べてみると、既存のソリューションの中には、その全国規模の小売企業が抱える問題を解決するところがない、ということに気づいた”。そこで彼は2012年にStartup Chileに参加し、そこで得た最初の資金を基に2013年にReviewTrackersを立ちあげ、さらにその後、ウイスコンシン州MadisonのアクセラレータGener8torの育成事業に参加した。

“この会社を始めたのは、企業のネット上の評判管理にはもっと良いソリューションが求められている、と感じたからだ”、とCampbellは語る。ReviewTrackerはとくに企業のカスタマサービスへの消費者やエンドユーザの評価を重視し、企業が実際に抱える問題に関する知識を活用していく。“うちは、企業の具体的なニーズに具体的に対応していきたい。そして、問題が解決するまで最後まで面倒を見ていく”、と彼は述べる。

同社は今のところ順調で、昨年の各月の売上は前月比で約80%成長した。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。